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日本の新幹線乗客による火災、運行開始50年で初の死亡事故

人民網日本語版 2015年07月01日15:20

東海道新幹線「のぞみ225号」が6月30日に神奈川県の新横浜―小田原間を運行中に発生した、乗客による火災事故で、男性1人、女性1人が死亡、26人がけがをした。新京報が報道した。

神奈川県警は、「1号車で一人の男性が車内にポリタンクの油を撒き、自らも油をかぶった後にライターで火をつけた。車内放送で[火災発生」のアナウンスが流れ、警報機が鳴り響く中を1号車、2号車の乗客が後ろの車両に移動した。列車が停止したあと、手で口を覆いながら線路へ逃げる人もいた」と明かした。

関係者が明らかにしたところによると、一部の所持品などから、灯油をかけて自ら火をつけ死亡した男は東京都杉並区の71歳の男だということがわかった。警察は全力を挙げて死亡者の身元確認を行い、放火の容疑で捜査を進めている。警察は火を放った男は火をつけるまえに60歳の女性乗客に「お金をあげる」、「あなたも早く逃げなさい」などと言ったと発表した。当該女性乗客は「男は1000円(日本円)を取り出しながら「お金をあげる」と言った。拒否されると、男は社内の通路をうろうろろし、そのあとに油のような液体を撒いた」と証言した。

小田原市消防局本部は「火災で50歳を超えたくらいの女性1人が死亡し、26人がけがを負った。日本の新幹線の運行開始50年以来、新幹線による死亡事故は発生していなかったが、この事故が初の死亡事故となった」と発表した。

在中日本大使館の情報によると、現在のところ把握している状況で、今回の思いもよらない放火事件による中国人の負傷者は見つかっていないが、更なる確認が必要とのことである。

日本政府は内閣総理官邸に危機管理センター情報収集室を設置し、安倍首相が情報収集を強化するように指示を出した。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年7月1日

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