北京と河北省唐山市を結ぶ都市間鉄道が今年着工へ
軌道交通には巨額の投資が必要だ。1キロ当たりのコストは5億元から7−8億元に膨れ上がっており、北京では10億元に達するほどだ。北京地下鉄16号線の場合は、12億元に達する。地方財政収入が伸び悩む中、これほど巨額の資金をいかに確保するのだろうか?
李巡視員によると、軌道交通の建設費と運行コストが高額であることから、都市軌道交通の建設にはハードルが存在する。国務院の2003年の関連文書によると、都市のGDPが1000億元以上、財政収入が100億元以上、市街地の人口が300万人以上、予測される乗客数が1キロ当たり3万人以上に達しなければ、地下鉄を建設できない。発改委は政府に対して官民パートナーシップ(PPP)を勧めている。また軌道交通企業に対しては、社債を発行し資金調達ルートを切り開くよう促している。
北京・瀋陽、フフホト・張家口、北京・張家口の高速鉄道の建設が加速されている。北京新空港の建設に合わせ、北京・覇州の高速鉄道も今年に建設を開始する。新たな北京・天津・河北省協同発展の要求によると、今年はさらに北京・唐山の350キロの都市間鉄道も着工される。
北京・天津・河北省の軌道交通は、2020年までに1500キロ前後に達する見通しだ。そのうち最も注目されているのは北京市の軌道交通で、発改委は730キロの建設許可を出しており、さらに200キロ以上追加される。2020年には、1000キロ前後に達するだろう。これによって北京市の交通渋滞問題が大幅に改善される。(編集SC)
「人民網日本語版」2015年7月6日