国務院常務会議　通年の主要目標・任務の完成に自信

　国務院の李克強総理は8日、国務院常務会議を招集し、国務院の重大政策措置の実施をめぐる重点監督・検査状況に関する報告を聴取したほか、国家教育ローンに力を入れ、貧困学生のために公平な成長の環境を整えることを決定した。新華社が伝えた。

　会議では、「ここ2カ月、中国の経済発展には積極的な要素が増え続けており、構造調整の歩みも加速している。財政・金融政策は引き続き功を奏しており、発展の原動力とリスク防止能力は強まっている。通年の経済社会発展の主要目標・任務を完成する自信と条件は整っている」との見方が示された。

　会議では以下の内容が確定された。

　（１）各級の財政はすでに、不動産など未回収の投資資金や不法資金2500億元あまりを回収しており、統一的に計画し、急ぎ必要としている分野に投入する。国務院は239億元の中央予算内投資資金を建設中の重大プロジェクトに充てる。処理が不十分な遊休地については、新たな年度建設用地指標を撤回する。

　（２）鉄道、農村道路、重大水利建設などを加速し、通年の目標達成を保証する。特別債およびその他の市場化された資金調達を通じて、国際的な産業能力協力をサポートする。

　（３）農業に関わる資金統合、公共積立金の使用緩和、政務情報共有などの面で実施が滞っている事項を急ぎ実施する。

　（４）改革の推進や政策の実施を阻む法律・法規や規範性文書を急ぎ廃止し、財政・投融資などの管理規定と市場参入条件、製品サービスなどの標準の改正を急ぐ。（編集SN）

　「人民網日本語版」2015年7月9日