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中国人研究者、黄色ブドウ球菌の新型ワクチンを開発

人民網日本語版 2015年07月27日10:45

第三軍医大学が地方の製薬メーカーと提携し独自に開発した、中国初の「スーパー細菌ワクチン」と呼ばれる遺伝子組み換え黄色ブドウ球菌ワクチンが、このほど国家食品薬品監督管理総局の許可証を取得し、正式に臨床研究の段階に入った。同ワクチンは黄色ブドウ球菌の感染を効果的に予防し、部隊の兵士が戦闘中に負傷した際の病原菌の感染予防水準を大幅に高めることが期待されている。環球時報が伝えた。

同ワクチンの開発チームの責任者、第三軍医大学薬学系微生物・生物化学薬学教研室主任の鄒全明氏は、「世界で研究中のスーパー細菌ワクチンと比べ、同ワクチンは高い効果を持つ。動物免疫実験によると、同ワクチンは細菌の重要な代謝経路を遮断し、毒素の拡散や免疫エスケープを防ぐ上で重要な力を発揮し、黄色ブドウ球菌の感染を効果的に防止できる」と説明した。

鄒氏は、「私とチームのメンバーは、自ら同ワクチンの初の被験者になる。18−59歳の感染しやすい年齢層から被験者を選び、臨床試験を実施する」と話した。同ワクチンは黄色ブドウ球菌の流行と感染を根本的に防止し、抗生物質による治療法に存在する副作用などの不足を補う。また予防の費用を大幅に削減することができ、7日間に3回摂取すれば、人体は免疫力を手にすることができる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年7月27日

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