南京医科大学はこのほど、「自己免疫誘導治療」を成功させた。新しい治療を受けた肝移植患者の劉さん(仮名)の術後の経過は、予想を上回るほど良好だ。医師は劉さんに対して、治療期間後に免疫抑制剤を服用する必要はないと告げた。この治療技術は世界の臓器移植業界をリードするもので、多くの患者に希望の光をもたらした。科技日報が伝えた。
◆「賢い細胞」で「人見知り」を回避
「制御性T細胞免疫誘導治療」とは、どのような治療法なのだろうか?南京医科大学第一付属病院の王学浩氏は、「従来型の免疫抑制では薬を使用する必要があるが、この新たな治療法は『自己管理』」を実現した」と語る。