北京市経済・情報化委員会が発表した情報によると、市は年内に健康クラウド体験センターを3ヶ所設置し、160万人の市民を網羅する予定だ。市民は同センターで、血圧や体脂肪などのデータを無料で検査することができる。身体の異常が見つかった場合、システムはネットワークもしくは電話を通じ、利用者に早期診断を促す。人民日報が伝えた。
「北京健康クラウド」は、北京市のクラウドコンピューティング計画「祥雲プロジェクト」の重要プロジェクトの一つ。検索大手の百度が中心となり、スマートデバイスメーカーやサービス業者と共同で、市民の健康に関する様々なサービスを提供する。市民は健康クラウドプラットフォームによって、家庭内でスマートデバイスを使うだけで自分もしくは家族の身体的特徴、運動データをリアルタイムでモニタリングし、無料のデータ保存サービスを受けることができる。他にも、団地内の体験センターで、無料のセルフ身体検査サービスを受けられる。医療健康サービス機構は利用者の健康データおよびビッグデータ解析の結果に基づき、専門的で個人に特化した健康医療サービスを提供できる。
健康クラウドプラットフォームは現在、10数社のスマートデバイスメーカー、健康サービス業者と提携している。団地内に設置された2つの体験センターは、すでに市民のセルフ身体検査サービスを提供している。年末までには、20社のスマートデバイスメーカー、健康サービス業者と提携する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月2日