梅雨明けが近づく7月の日本では、太陽が猛威を振るっている。一週間の天気予報では太陽がずらりと並び、人々は雨続きの季節を恋しがっている。
圧倒的多数の日本人が酷暑に苦しむ中、一部の燃えるような熱意を持った人々が舌戦を繰り広げ、所在都市を「日本一暑い街」にしようとしている。そのうち東京周辺の館林市と熊谷市が最も有力視されている。
「日本一暑い」という称号を手にしようとするのは、所在都市を有名にし自己満足するためだ。また日本人の中には、例え自虐的であっても、「最も〜」を体験しようとする人が常にいる。氷点下40度の極寒の北海道、40度の猛暑の埼玉県も、観光客の心配をする必要はない。
彼らがこの争奪戦を展開してから毎年、市を挙げての訪問歓迎がテレビで報じられている。市長やゆるキャラが巨大な温度計を持ち、「暑くて誇らしい」と全世界に呼びかけている。当然ながら、一般人の多くは納涼を必要としている。それでは納涼に最も適した手段とは何か?
何の変哲もないタオルでも、濡らしてから何度か振れば、瞬間的に冷たく快適なタオルに変わる。しかもこの冷たい感覚は長時間続き、屋外運動の力強い仲間になってくれる。
真夏日でもスーツを着用する営業マンの場合、気温はスマイルを奪い、シャツの形を変え臭くし、イメージを損ねる。しかしこのスプレーをシュッと吹きかければ、2時間は涼しい感覚が続き、シャツの形を整え清々しい香りにしてくれる。これは気まずい思いをしたくない人に必須のアイテムだ。さらにこの「究極版」のスプレーを見ていこう。スプレーからはマイナス45度の凍てつく風が吹き出し、部屋がまるで冷蔵庫のようになる。この強力なスプレーを肌に直接吹きかければ凍傷になること請け合いだ。しかしこのような奇妙な商品は、日本で売れ残りを心配する必要はない。
家の外に出れば、伝統的な打ち水や、現代の神器を使った先進的な暑さ対策を目にすることができる。この夏は賑やかになりそうだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月24日