国家統計局はこのほど2015年上半期のマクロ経済データを発表した。それによると、第2四半期(4-6月)には主要指標の伸びが安定しつつ好転し、国民経済には積極的な変化がみられ、経済発展の活力やエネルギーが高まった。人民財経はデータを分析し、国内総生産(GDP)成長率7%の背後には、少なくとも10のポイントがあることを見いだした。人民網が伝えた。
(1)経済成長ペースが合理的な範囲を維持
経済の成長ペースは2四半期とも7%を維持し、はっきりとした安定傾向を示し、引き続き合理的な範囲で運営された。中国は今なお構造調整の痛みを感じる時期、これまでにうち出された政策によって喚起された効果を消化する時期、成長ペースのギアを切り替える時期にあり、7%という中くらいの高速ペースを維持することは容易ではない。
(2)雇用情勢が引き続き全体的に安定
上半期には都市部で718万人が新たに就業し、通年目標の達成率は71.8%だった。全国31省・自治区・直轄市の省都のモニタリングにより、失業率は5.1%前後にとどまり、それほど大きな変動はなく、雇用情勢は全体として安定していたことがわかった。
(3)個人所得の伸びがGDP成長率を上回る
第1四半期(1-3月)に続いて個人所得の伸びがGDP成長率を上回り、上半期の一人あたり平均可処分所得の実質増加率は7.6%で、上半期GDPの伸びを0.6ポイント上回った。都市部と農村部の個人所得の開きが徐々に縮小した。