中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組「新聞聯播」によると、深海石油掘削プラットフォーム「海洋石油982」の建設工事が始まり、2016年下半期に竣工し、交付される見通しとなった。これは中海油田服務株式有限公司が独自に投資・建設する、初の深海半潜水式掘削プラットフォームだ。中国船舶重工集団公司傘下の大連船舶重工集団海洋工程有限公司が建設を担当し、ノルウェーのAgility Groupが詳細な設計と掘削のプランを提供する。参考消息網が伝えた。
同プラットフォームは設計時に、南中国海の過酷な海の条件を十分に考慮した。世界の水深1500メートルの海域での作業に使用でき、設計上の使用寿命は25年。南中国海における100年に1度の過酷な海洋環境の影響にも耐えられる。
また同プラットフォームは、島や島嶼群を利用することで、全長2400−3200メートルの主体プラットフォームを構築し、埠頭・浮きドック・駐機場・滑走路などの設備を一体化できる。中国船舶重工集団公司の技術者によると、同プラットフォームの最大掘削深度は9144メートルで、180人以上が作業できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月27日