湖南省出入境検査検疫局所属の長沙出入境検査検疫局の郵便事務局は、入国郵便物において、今月に入り日本の放射能汚染地域からの幼児用粉ミルクを連日押収している。三湘都市報が伝えた。
報道によると、この粉ミルクは日本の東京都、群馬県からのもので、全部で78口、521缶で価格にして約4万1千元(約81万6千円)。中国は日本の福島原発事故以来、食品、食用農産物輸入禁止地域に指定している。まだ基準を超えた放射能が検出されていないものの、国民に対して責任ある対応として、長沙出入境検査検疫局は関連規定により所定の粉ミルクを押収し、返送する措置を講じている。
2011年の日本の福島原子力発電所の原子力事故以来、湖南通関地で押収した日本の放射能汚染地域の食品としては最多量となる。広州出入境検査検疫局も6月に日本の東京都からの粉ミルク632缶を押収している。現在、長沙市食品薬品管理局は市内全域で100日間の食品安全取締強化キャンペーンを実施している。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年7月27日