中国電信(チャイナ・テレコム)四川公司が3日に発表したところによると、四川省でこのほど、キャリアアグリゲーション技術を採用した「天翼4G+」ワイヤレスネットワークが実用化された。正式名称は「LTE-Advancedのワイヤレスネットワーク伝送技術」。回線速度は上り300Mbps、下り50Mbpsに達し、既存の4Gネットワークの2倍、一般的な3Gネットワークの100倍に相当する。科技日報が伝えた。
4Gワイヤレスネットワーク技術の進化版であるLTE-Advanced技術は、「4G+」とも呼ばれる。同技術はネットワークのスペクトル効率を高めることで、ワイヤレスネットワークの回線速度を大幅に引き上げる。キャリアアグリゲーション技術は、ワイヤレスネットワークにおいて2つもしくはそれ以上のキャリアを伝送する「車道」のようなもので、単位時間内のネットワークの情報伝送量を拡大する。同技術はさらにエリア内の同一周波数帯の信号の干渉を効果的に回避し、よりフレキシブルにネットワークの負荷の均等化を実現し、ネットワークの容量を拡大する。実際にテストしてみたところ、この新型ネットワークを使って200MBの携帯ゲームをダウンロードするのにかかった時間はわずか5.3秒、2GBの映画は27秒だった。回線速度(下り)は最速で299.23Mbpsに達し、一般的な3Gネットワークの下りの100倍となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月4日