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李克強総理が天津爆発事故現場を訪れ、6つの指示

人民網日本語版 2015年08月17日09:51

 国務院総理李克強は16日午後、党中央と国務院を代表し、習近平総書記の代理として12日に天津市で起きた瑞海公司危険品倉庫大規模爆発事故の現場を訪れた。李総理は消防隊員や救援将兵を慰労し、負傷者や被害を受けた市民を見舞うとともに、今後の救援・治療活動、善後処理、安全な生産の取り組みについて方針を示した。

 李総理は「事故発生後、中央、地方および解放軍や武装警察の部隊は迅速に行動し、心を一つにして協力し、救援・治療活動は段階的な進展を得た」と指摘。今後の活動について次の6つを指示した。

(1)行方不明者の捜索・救出を継続し、どの一人も決してあきらめない。

(2)あらゆる手を尽くして負傷者の治療にあたり、重体の負傷者については逐一治療計画を立てる。

(3)現場を科学的に片付け、引火・爆発しやすい危険な化学品をしっかりと処置し、二次爆発の発生を断固として防ぐ。

(4)大気・水環境の監視測定を強化し、コントロールと緊急対策を完全なものにする。

(5)被害を受けた市民の生活の手配、善後処理をしっかりと行う。

(6)オープンで透明、権威ある十分な情報を発表し、社会の懸念に速やかに応え、市民が迅速に実情を理解できるようにする。

 李総理は「今回の事故は多数の死傷者を出し、極めて痛ましい教訓となった。国務院は直ちに事故調査チームを設けた。事故原因を徹底的に調査し、法にのっとり厳格に責任を追及し、厳正に取り調べ、処分する必要がある。職務怠慢、職責不履行、違法、規律違反に関わるものについては、徹底的に取り調べ、断固として処理する必要があり、決して寛大に扱ってはならない」と強調した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年8月17日

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