2015年中国500強企業サミットフォーラムが22日、広西チワン族自治区南寧市で開催され、中国企業聨合会、中国企業家協会が2015年中国企業500強ランキングなどを発表した。これによると、中国石油化工集団公司(中石化)が営業収入2兆8900億元の業績で、11年連続トップとなった。
世界500強ランキングを見ると、中国の入選企業は12年連続で増加し、106社となり、国別で米国に続く2位となった。中国は同ランキングの発表開始以来、入選企業が100社を超えた3つめの国となり、また新たに世界500強にランクインした企業が最も多い国となった。人民日報が伝えた。
▽中国500強の規模拡張は減速も、利益増加率は世界500強・米国500強を上回る
中国企業500強ランキングは、中国の大企業の「成績表」とも呼ばれている。22日に発表されたランキングでは、中石化、中国石油天然気集団公司(中石油)、国家電網公司がトップ3に入り、営業収入が1兆元を突破した工商銀行が4位につけた。
中国企業聨合会、中国企業家協会の王忠禹会長は、「中国500強企業は、経済の新常態において、発展中のモデルチェンジ・モデルチェンジ中の発展を堅持しており、より強大かつ優秀な企業を目指す中で、目覚しい業績をあげ、中国の総合的国力の増強に向け、しっかりとした基盤を築いた」と指摘する。
大企業は経済運行の柱であり、国民経済において高い地位と大きな役割を持つ。2015年中国企業500強の営業収入総額は、2014年のGDP(63兆6千億元)の93.5%を占め、通年の納税額は全国の約3分の1を占める。
今年のランキングを見ると、複雑で変化の多い国内外の環境の影響で、中国企業500強の規模拡張ペースは大きく減速し、ランクインの最低ラインの上昇率も下がった。2015年中国企業500強の営業収入は前年同期比4.9%増の59兆5千億元で、増加率は8.4ポイント低下した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月23日