シートベルトを締めて椅子に座り、上下階のボタンを押すと1階20秒ほどで移動できる。エレベーターとエスカレーター以外の「世界第三のエレベーター」と称される階別リレー式の階段エレベーターが広州市の住宅棟に初登場した。
「第三のエレベーター」の発明者、竺聖氏は取材に対し「20年にわたる研究開発によって知的財産権を持つ製品を生み出した。階別リレー式階段エレベーターは国家の特許を得ている。階段の原型を崩さないうえ、その機能を損ねず、階段の壁の側面に沿って設置されステップに固定されたエレベーターは老築化した建物に新たに設置できるという独自の利点を備えている」と語る。
リレー式階段エレベーターは階別になっており、プログラム可能な制御で完全なスマートコントロールシステムを確立し、プログラム可能な論理コントローラーによりリアルタイムでの操作や監視を行なうよう指令を発信する。指令を受けたエレベーターは最も合理的な走行方法を採択し、使用を停止した時には自動的にリセットされる。このエレベーターは一人乗りに便利で、すでに国内で2000台余り設置されている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年8月26日