習近平国家主席の国連創設70周年関連首脳会議出席を前に、外交部(外務省)は21日「国連創設70周年に関する中国の立場文書」を発表し、国連創設70周年関連の重大な問題について中国の見解を全面的に紹介し、国連創設70周年関連首脳会議の重要な活動、安保理の役割、国連平和維持活動、公衆衛生、児童、教育、障害者の権利、気候変動、テロ、サイバーセキュリティー、人権、国連の効率と効力の強化などの問題について、中国側の立場と主張を全面的に明らかにした。人民日報が伝えた。
立場文書は「国連は世界反ファシズム戦争の勝利の成果であり、平和と発展に対する各国民の切なる願いを担っている。70年来、最も代表性と権威性を備える政府間国際組織として、国連は平和と安全、発展、人権という3つの大きな柱により、人類の進歩事業の促進にかけがえのない役割を果たしてきた。70年後の今日もなお、国連憲章は時代後れではない。国際社会は国連憲章の精神を学び直すだけでなく、現代の潮流と実際の需要と結びつけ、国連憲章の中味を豊かにし続け、新たな生命力と活力を与えるべきだ」と指摘。
「国際社会は国連創設70周年を重要な契機に、歴史を振り返り、世界反ファシズム戦争の勝利の成果を守り、未来を展望し、国連憲章の描いたビジョンを早期に実現する必要がある。国連加盟国は国連憲章の趣旨と原則を守り、共通の安全保障、総合的安全保障、協調的安全保障、持続可能な安全保障という理念を実践し、全世界の開発協力を推進し、国際関係の民主化と法治化を後押しし、協力・ウィンウィンを柱とする新型の国際関係を構築し、人類運命共同体を共同で築く必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月22日