中国江蘇省女子U16代表の金子隆之監督(51)は、中国のU16では唯一の外国人監督。白髪であるほか、試合中はタブレットPCを一時も手放さない姿が、試合会場では一際目を引く。福建日報が報じた。
日本ユース選抜監督、JFAナショナルトレセンコーチ関東、水戸ホーリーホックのジュニア監督およびアカデミーダイレクターなどを務めるなど、実績十分の金子監督は、2014年6月から、中国江蘇省女子ユース代表監督を務めるため南京にやって来た。
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金子監督が率いる南京チームは中国では強豪で、U16大会で優勝するのが目標。しかし、4強を決める試合で0対1で広州チームに負けてしまった。それでも、「日本人監督である私は、若い選手ほどしっかり育ててあげなければならないと考えている。結果は関係ない。今の目標は各選手をしっかり育てること。結果は自然とついてくる」と金子監督。