2015年10月9日  
 

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「TPPは米国の中国牽制?」 商務部部長が回答 (2)

人民網日本語版 2015年10月09日16:21

‐‐世論にはTPPが中国の対外貿易と投資にマイナスの影響や打撃を与えるのではないかとの見方がある。中国はTPPの影響をどのように評価するか。

すべての地域レベルの自由貿易の枠組は、成立すると、非参加国に貿易投資に関わる一定の波及効果をもたらす可能性がある。TPPの影響について、中国は関連方面が正式に発表した合意文書に基づいて全面的で系統的な評価を行った。中国は、国際貿易局面の変化というものは、つまるところ国際産業構造の調整と各国の製品の国際競争力によって決定されると考える。中国は終始一貫して対外開放の基本的国策を堅持し、グローバル経済一体化と多国間貿易体制を揺らぐことなく支援し、グローバルバリューチェーンの充実と発展を奨励し、グローバル経済の繁栄と安定の促進に努力してきた。

‐‐米国はTPP交渉を主導して12カ国が参加する自由貿易協定(FTA)を構築した。今後も引き続き欧州連合(EU)とのFTA交渉を推進するとみられる。中国にはFTA交渉についてどのような動きと措置があるか。

中国共産党の第18回全国代表大会と第18期中央委員会第3回全体会議および第4回全体会議の開催以降、中国は改革開放の各種取組を緩やかに推進している。「世界を視野に入れた高い基準の自由貿易圏ネットワークの構築」が第3回全体会議で確定された重要措置だ。現在、中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)、チリ、スイス、ニュージーランド、韓国、オーストラリアなど22カ国・地域と14のFTAを締結したほか、関連国と共同で「東アジア地域包括的経済連携」(RCEP)、中日韓FTA、中国・ASEANのFTAのバージョンアップなどの交渉を進めており、世界をカバーする高基準のFTAネットワークを徐々に構築しつつある。


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