同年4月、関係者の努力と協議によって、紀念館、中国第二歴史檔案(公文書)館、南京市檔案館の3機関(略称:南京三館)は、中国記憶遺産への登録を共同で申請することを決定し、世界遺産申請への最初の一歩が踏み出された。
2010年2月、「侵華日軍南京大虐殺に関する文書(5組)」は、国内での審査認可を経て、「中国文書文献遺産名簿」入りを果たした。
2012年7月、南京市は「南京大虐殺史文書の世界記憶遺産申請作業指導チーム」を立ち上げ、世界遺産申請作業を正式にスタートさせた。
2014年3月、国家檔案局は、「南京大虐殺文書」および「慰安婦文書」のユネスコ世界記憶遺産への登録申請を行う決定を下した。申請作業チームには、中央檔案館、遼寧省檔案館、吉林省檔案館、上海市檔案館などが加わり、計11組に拡大した。
2014年3月、中国記憶遺産委員会は、ユネスコ世界記憶諮問委員会に対し、関係する11組の南京大虐殺文書を提出、世界記憶遺産への登録を申請した。
2015年10月、ユネスコは「南京大虐殺文書」を世界記憶遺産名簿に登録することを発表した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月13日