2008年8月から2015年10月までの8年の時を経て、南京大虐殺記念館など7つの組織が申請していた南京大虐殺に関する資料11件がユネスコ世界記憶遺産に正式に登録された。10月10日、「侵華日軍南京大虐殺歴史研究会」の朱成山会長が、8年にも及ぶ申請への長い道のりについて語った。
同日、「南京大虐殺資料」の登録を記念するため、記念館は史料専門家を招いてメディアを対象に申請の経緯を説明した。朱会長は、「南京大虐殺の資料は一般的な歴史資料とは違い、人類における傷跡の記憶の一部である。歴史の廃墟の担い手として、人類文明の発展に対し、非常に重要な教訓と警告的意義を持っており、世界記憶遺産にふさわしい資料だ」と話す。
朱会長はまた「『南京大虐殺資料』申請過程は苦難に満ちた道のりだったと言える。歴史資料を選ぶうえで、世界記憶遺産の要求する厳格な規格に沿って、世界のトップクラスの専門家の厳しいチェックを経て、重箱の隅をつつかれるような思いに耐えてきた」と語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年10月12日