2015年10月12日  
 

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使用済み携帯電話は年間4億台も 回収制度改善に期待

人民網日本語版 2015年10月12日15:55

深セン市福田区で働く陳さんは、「新しく買った携帯電話が、手元に来たときはすでに古びている!」と嘆く。携帯のバージョンアップのペースが加速する昨今、使用済み携帯電話の処理は大きな問題だ。

▽14年の販売量は4億2500万台 約4億台の使用済み電話が発生

陳さんの悩みは例外ではない。工業・情報化部(工業・情報化省)がまとめた統計によると、中国の携帯電話利用者は現在11億4600万件に上る。2014年の国内出荷両は4億2500万台で、新規契約者は5698万件にとどまった。このデータから考えられるのは、中国では毎年、大量の使用済み電話が発生しているということだ。

深セン携帯電話産業協会の孫文平会長は、「国内で毎年新たに増加する携帯電話の90%は買い換え需要だ」と話す。つまり、14年には4億2500万台が販売されたと同時に、4億台近くが不要となったということだ。原因は技術の進歩で、たとえば2Gから4Gへの買い換え、スマートフォンの利用者が増えたこと、などがある。孫会長は、「一部の人は壊れたとか、流行の最先端でなくなったとかの理由で買い換えをする」と指摘する。

携帯電話の大量かつ急速なバージョンアップやモデルチェンジにより、人々の手元にある「(使用済み携帯)コレクション」が増えるだけでなく、電子ゴミも著しく増加している。

孫会長は、「現在、回収された携帯電話の大部分は分類処理を行い、きれいな状態にして中古市場に回し、再び売りに出す。直接使用することのできない携帯電話は、簡単な分解処理を行い、部品の一部を再利用し、残りはゴミとして処分する。まったく使用できないものはゴミとして焼却処理を行う」と説明する。

廃棄された携帯には環境に対する潜在的な脅威があり、懸念を呼び起こしている。


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