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中国航空工業集団公司、エンジン事業を分社化へ

人民網日本語版 2015年10月15日16:40

中国航空工業集団公司が、エンジン事業を分社化するという噂が長く伝わっている。同社傘下の上場3社は13日夜、親会社が変更される可能性があるという通知を受けた。アナリストは、中国の航空用エンジン事業の統合が加速しており、国有エンジン企業が単独で設立される可能性もあると述べた。京華時報が伝えた。

中国航空工業集団公司傘下の上場企業である四川成発航空科技株式有限公司、中航動力科技工程有限責任公司は、今年9月30日に取引を停止した。両社は取引停止後、親会社の中国航空工業集団公司から電話の通知を受け、航空用エンジンの関連部門の統合案を策定中と通知されたと発表した。中国航空工業集団公司傘下のもう一つの上場企業である中航動力控制股フェン有限公司も同日、取引を停止し、重大な動きがあると発表した。

上述した3社は10月13日夜、「親会社の中国航空工業集団公司から、国家関連部門の計画に基づき、同社傘下の航空用エンジン関連企業・部門の事業再編案が策定中であり、同社が親会社でなくなる可能性があるという通知を受けた」と発表した。

中国航空工業集団公司から切り離される3社が、エンジン製造を中心事業としている点に注目が必要だ。そのうち中航動力科技工程有限責任公司は、中国の航空用エンジン・ガスタービン業界で独占的な地位を占めている。四川成発航空科技株式有限公司は中航工業成都発動機(集団)有限公司が主な発起人として設立した株式有限会社だ。中航動力控制株式有限公司は国内航空用エンジン動力制御システムのリーディングカンパニーとされている。

上場した3社が9月末に取引中止した時点で、中国航空工業集団公司が傘下の航空用エンジン・ガスタービンの研究開発・製造事業を統合し、分社化することを計画中だと噂されていた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年10月15日

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