日本の前原誠司元外相は17日午後、北京大学の国際戦略研究院で開かれたフォーラム第2回「北閣対話」に出席し、「日中両国は今後、率直な対話をし、両国間の関係を強固にし、アジア太平洋のために共に努力していくべきだ」と指摘した。中国新聞網が伝えた。
前原氏は、「アジア太平洋地域の安全保障と日中両国の役割」と題する演説の中で、「日中両国が建設的な関係を築くことは、東アジアの安定にとって欠かせないことであり、互いの戦略的意図に関する誤解を避けることは、建設的な関係の基礎となる。日中両国は2国間関係を強化するだけでなく、アジア太平洋地域の安定と繁栄を共に推進していくべき」と指摘した。
前原氏はさらに、環太平洋パートナーシップ(TPP)と日本の安保法制など関連問題について説明し、自身の内閣における経験に照らしつつ、「日中両国は将来、経済、環境保護、少子高齢化問題等の分野で共に努力し、交流を拡大し、関係を深化させることができる」と期待を示した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年10月20日