復旦大学附属華山病院の学生である周峰氏、復旦大学化学部の学生である陳黎明氏が発足した研究チームは、脳血管障害の治療に活用できる2種類の新型医療用液体塞栓剤を開発した。周氏によると、血管内塞栓術は脳血管障害の新しい治療法で、病変部の血管にチューブを使って塞栓を投入するか注射し、病変部を封鎖することで治療を実現する。これは伝統的な開頭術よりも優れた治療法だ。光明日報が伝えた。
スクリーニングと検証を重ね、同チームは最終的にグラフェンを主材料とし、pH値と温度に反応するヒドロゲルを作った。2種類のヒドロゲルをターゲットの血管に注ぎ込むと、人体のpH値や体温の作用を受け、自動的に液体から固体へと変化する。補助の溶剤を必要とせず、単独で塞栓術を完了することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月27日