北京積水潭病院院長、脊椎外科主任の田偉氏が率いる開発チームは、中国が独自に開発した整骨科手術ロボットを使い、椎体が骨折した患者に対して、世界初の「手術中のリアルタイム3D映像に基づく、補助ロボットを用いた脊柱胸腰移行部骨折の低侵襲固定手術」を成功させた。同チームはその6日後、手術補助ロボットの新たな記録を樹立した。同チームは補助ロボットを使用し、上部頚椎の複雑な奇形により頭蓋底が凹んでいる患者に対して、世界初の「環軸関節のボルト固定手術」を成功させた。田氏は、「上部脊椎奇形は脊椎外科で最も複雑な手術だ。補助ロボットを使うことで、正確な測位と操作が可能になる。これは人の手では実現できないこと」と話した。光明日報が伝えた。
この手術ロボットは田氏が率いる開発チームが独自に開発したもので、完全に独自の知的財産権を保有する。同ロボットは世界で初めて手術中の3D映像に基づく正確な測位を実現し、誤差を1ミリ以内とした。その性能はいずれも世界トップクラスに達している。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月17日