中国科学院武漢物理・数学研究所と武漢大学中南病院が共同で実施する前臨床試験で、このほど武漢市で中国初となる人の肺の気体の磁気共鳴画像を取得した。光明日報が伝えた。
同研究所の周欣研究員が担当する超敏感磁気共鳴研究チームは、気体が満ちた肺の画像化が不可能という難題を解消した。同チームは放射線を使わず肺の気体の交換を可視化観測し、肺を照らした画像を入手した。武漢大学中南病院放射科の呉光耀教授は、「同技術は中国で多い肺の疾患、例えば肺塵症、肺がん、喘息などの早期診断・治療に科学的な根拠をもたらす」と話した。同技術は今後3−5年内に臨床応用を実現する見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月10日