国務院の李克強総理は21日、マレーシア・クアラルンプールで行われた第18回東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス1(中国)首脳会議に出席し、演説を行った。 |
マレーシアのクアラルンプール・コンベンション・ センターで現地時間21日午後、第18回東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス1(中国)首脳会議が行われ、中国国務院の李克強総理とASEAN10カ国の首脳が出席した。李総理とマレーシアのナジブ首相が共同議長を務めた。各国は、中国とASEANの協力および地域発展をめぐり議論を展開し、幅広い共通認識に達した。人民日報が伝えた。
李総理は発言の中で、「中国とASEANの関係は双方の範疇に留まらず、日に日に東アジア地域の平和・安定・発展の重要な基盤となりつつある。中国は常にASEANを周辺外交の優先的方向とし、ASEAN一体化、ASEAN共同体の構築、地域協力におけるASEANの中心的地位を断固として支持する。双方は、相互信頼の増進と協力の基盤強化、融合発展による共同繁栄の促進、小異を残して大同に就き、意見の相違の縮小を発展の方向性と明確に定め、得がたい歴史的チャンスをしっかり掴み、各々の発展戦略を十分に合致させ、11カ国の発展水準を全面的に向上させ、2020年の東アジア経済共同体の実現に向けて尽力し、東アジアの恒久の平和と繁栄を促進していく必要がある」と述べたほか、以下の6つの提案を打ち出した。
(1)中国-ASEAN協力発展のメカニズム化をより一層強める。
(2)経済貿易協力のアップグレードを加速する。
(3)「1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が地域国家の発展戦略との連携を推進する。
(4)国際的な生産能力協力の実施を模索する。
(5)共同で安全協力のレベルを高める。
(6)地域の持続可能な発展促進に向け努力する。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年11月22日