天津大学現代機構学・ロボット学国際センターの科学研究者が開発した、変形匍匐ロボットが、このほどキャンパス内に登場した。これは世界初の、道路などの環境条件および任務の需要に基づき自動的に再構築できる変形ロボットだ。光明日報が伝えた。
天津大学衛津路キャンパスの北洋広場で、開発チームの博士課程在学者である張春松氏、唐昭氏は記者に対して、自ら開発した変形匍匐ロボットを見せてくれた。このロボットの「腰」には動物の脊髄に似た「骨組み」があり、4本の「長い足」は大幅に伸縮・変形することができる。携帯電話で指示を出すと、ロボットは「腰」の形態および4本足の位置をフレキシブルに変更することで、各種爬虫類の体型を模倣し、特殊な形態に変形し、もしくは作業に用いる部品を取り替え、多くの作業をこなす能力を手にする。
変形機構は機構学・ロボット学の世界的な先進技術であり、世界の学術界から広く重視されている。ロボット研究者は変形機構をロボットの研究開発に用いる方法を模索し、変形により複雑な状況に適応し、さまざまな任務を遂行できる変形ロボットを創り出そうとしている。これは真の意味での「トランスフォーマー」だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月23日