毎回煙霧の日は、どんなお天気なのだろうか?煙霧が最も恐れる「最強キラー」とは?統計データによると、2014年以降、北京のAQI(大気質指数)が150(中程度の汚染)を上回った208日間のうち8割が「風がなく穏やかな天気」で、煙霧の拡散は「冷たい空気」によるところが大きい。また、2014年から今まで「重度の汚染」以上の天気となった87日間のうち4割は、北風の到来で「終結」している。明日の昼には寒気が一気に北京に流れ込み、大気レベルが徐々に好転する見通し。法制晩報が伝えた。
〇統計データ:煙霧発生日の8割が「風のない穏やかな天気」
環境保護部公式サイトの統計データによると、2014年以降、北京のAQIが150(中程度の汚染)を上回った208日間のうち、8割を占める177日間が「風がなく穏やかな天気」だった。
「風がなく穏やかな天気」とは「静かで落ち着いた天気」を意味しており、一般的には、地表近くの風は弱く、大気が安定して、気温の逆転現象を伴い「低層での大気の動力・熱力が大きい」という特徴があり、大気が安定した状態が続くと、煙霧になりやすい。
〇「北風が吹く」日の8割は天気が良好
穏やかな天気は大気中の汚染物質の拡散に不利。では、どのような気象条件で煙霧は拡散するのだろうか?「煙霧の拡散に必要な気象条件は強い北風」であることは北京の天気に詳しい市民なら誰でも知っている。
過去の観測データによると、北風が吹いた日の平均AQIは無風時の130から81まで下がるが、南風の場合は、逆に144まで上昇している。