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西安市の大学生、乗り物酔い防止イスを発明

【中日対訳】 

人民網日本語版 2015年12月11日08:30

船や車に乗ると乗り物酔いする人が多い。最もよく知られている解決策は、換気や酔い止め薬の服用だ。しかしこれは表面的な解決策に過ぎず、根本的な問題を解消できない。乗り物酔いは人体の平衡器官によって生じる神経機能障害であり、人体のバランスと視覚の安定が維持されれば、乗り物酔いの問題が解消される。このほど西安電子科技大学のチームが、「自動平衡・視覚スタビライザー乗り物酔い防止システム」を発明し、多くの国家特許を取得した。中国放送網が伝えた。

名前は複雑だが、実物はシンプルだ。椅子とアイマスクだけで、人は乗り物酔いを防止できる。同校の物理・光電工程学院の学生である陳安沛氏によると、人は車や船の揺れにより酔いを覚える。この椅子は外部の揺れに対して逆方向に働きかけることにより、揺れの中でもバランスを維持することができる。

同チームは上述した設備を作るほか、光学ブレ補正メガネを開発した。これにより乗客は乗車中、揺れない景色を見ることができる。同チームの作品はすでに国家発明特許、実用新案、ソフト著作権を出願している。陳氏は、「今後の改善によりこの作品を製品化し、乗り物酔いに悩む一般の人々に提供したい」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年12月11日

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