2015年12月18日  
 

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大都市のポイント制戸籍政策 戸籍登録の難しさ (2)

人民網日本語版 2015年12月15日14:13

○学歴と職歴

北京は大卒及びそれ以上の学歴を持つ申請者にはポイントが加算され、申請者の学歴への要求の高さがうかがわれる。一方の広州、深センはポイント制戸籍登録政策の受益者の範囲をより広く設定しており、学歴が大卒以下の申請者のポイントについても明記している。

○社会貢献度や付加価値

深センは献血、科学的発明やイノベーション、ボランティア、慈善等においてポイントを設定している。広州は申請者の卒業校によってポイントを設定している。

専門家は「北京と上海は資源環境収容力の大きな圧力に直面している一方で、広州と深センはその発展空間や環境収容力が北京や上海に比べ優れていると共に、経済と社会の発展における各種人材のニーズも高まっている。そのため、広州と深センの指標システムは範囲がさらに広く設定されており、一方の北京と上海はハイエンドが強調されている」とする。

戸籍登録合格ラインは政府が動的調整

実際はポイント数にかかわらず、最終的に政府が提出する合格ラインに基づき戸籍登録が決定されることとなり、事実上政府が戸籍登録総数の決定をコントロールする。例えば上海と広州は毎年ポイント政策が調整される。北京の意見募集稿でも、市政府がその年の人口コントロール状況に応じて毎年の戸籍登録合格ラインを公布するとされている。なお、ポイント制戸籍登録は毎年1回しか申請することができない。

また多くの都市がポイントランキングと最終的に戸籍登録資格を獲得した個人の情報公示を表明しているものの、現時点では、ポイントの合格ラインの説明や戸籍登録資格を獲得した個人のポイント数はほとんど公開されていない。


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