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中国の月面車、新型玄武岩を発見 月の火山活動の研究に一役

人民網日本語版 2015年12月25日11:06

英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の23日号の惑星に関する科学論文で、中国と米国の科学者が月面で一種の新型岩石を発見したことが報告されている。過去の月探査ミッションと月隕石の研究では採取されたことのない岩石だという。科技日報が伝えた。

「嫦娥三号」は、月面に軟着陸して無人探査を行う中国初の月面探査機である。40年前のアポロ月探査計画(米国が1961年から1972年まで実施した一連の有人月面着陸飛行ミッション)と「ルナ」(旧ソ連が最初の月探査計画で使った探査機の名前)シリーズの探査機に続き、初めて月面に着陸した探査機となった。着陸機と月面巡視探査機(月面車「玉兎号」)からなる。着陸機は、これまで詳しく研究されたことのない火山活動で形成された地点に着陸していた。2013年、月面車「玉兎号」は、「雨の海」のクレーター「紫微」付近を通過した際、サンプル採取を行っていた。

中国山東大学空間科学研究所の凌宗成氏とその研究チーム、ワシントン大学のマクドネル宇宙科学センターの研究者はこの研究で、月面車「玉兎号」に搭載された計器による最初の新たな発見を発表した。研究者によると、約29億6千万年前に形成されたこの比較的新しい月面の地域には、独特な鉱物学的特徴があり、過去に細かく探査されたことのない月面の地域にとっては、開拓の意味を持つ探査活動となり、月面の最近の火山活動に対する理解を高めるものと期待されている。(編集MA)

「人民網日本語版」2015年12月25日

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