「バービー、レッドカーペットを歩いて」という飼主の言葉を聞いたバービーはすぐに2本の脚で立ち上がり、上手に歩いている。彼は歩きながら右の前脚を伸ばして飼主と握手をしようとしている。道行く市民が次々と足を停め見入っており、「とてもお利口な犬だ。なんと人と同じように歩いている」と驚きの声を上げている。
バービーの飼主の陳さんは「バービーとはすでに9年間一緒に暮らしている。2010年、バービーと私は一緒に綿陽に帰省した時、不幸にもバイクに轢かれた」と明かした。陳さんは血の海に横たわり、苦痛の余り鳴き叫び続け、死にかけている犬の様子を記憶している。緊急措置を取ったおかげでバービーは命を取り留めたが左前脚切断となり「身障犬」となってしまった。