「いいね!の仲」
微信のモーメンツの出現と共に、「いいね!」も流行し、その意義にも変化が生じている。14年、「いいね!」をめぐって、ネットユーザーは、そんなに仲がよくしているわけではなく、あっても挨拶をするぐらいだけなのに、モーメンツでは『いいね!』を送りあう仲の知り合いが増えていることを揶揄し、「いいね!の仲」という言葉も生まれた。
SNSの影響を受ける現代の生活
実際に、微信などのインスタントメッセージツールは多くの人の生活を変えている。
「インスタントメッセージツールの出現により、空間距離感が曖昧になったり、消失したりした。微信は、時間を分断し、永遠に続くとぎれとぎれの時間が、現実を映像化している」と指摘する研究がある。
微信は、人と人が接触する方法も変えた。モーメンツにおいて、文字、記号、映像などが、人と人が実際に会って交流する時の声や目つき、表情さらには接触に取って変わるようになっている。
「人民網日本語版」2016年1月20日