日本の投資には批判もある。とりわけ意思決定の速度についての批判が多い。Ikaria氏は、「日本人は投資前に実行可能性研究の実行可能性研究の実行可能性を研究するというジョークがある。中国人はすばやく歩みを進めている」と語る。
豊田東アフリカのDennis Awori氏は、「各部門の意思決定がより早くなることを期待している。慎重になるのはいいが、あまり遅すぎると何もしていないのと変わらない」と語る。
慎重な態度は日本人の寡黙な性格がある上、アフリカ大陸の潜在力を最大化するためにはいかに投資すればいいかがわかっていないためでもある。
ベーカー&マッケンジー法律事務所のパートナーであるMarc Fevre氏は、「投資家はアフリカを、成長と高いリターンを得る機会がたくさんある大きな地理的エリアの一つと見ている」と指摘する。
報道によると、中国の取り組みは、各種のインフラ建設計画を支援するための国と民間の連携を拠り所としており、ケニア最大のプロジェクトである50億ドルにのぼる標準軌鉄道の建設も含まれる。日本企業も投資を拡大し、新たな分野として農業に注目している。Ikaria氏はこの状況について、「人々は、新たな革新的な方式を探すことで中国と競争し、新たな競争のスペースを形成している」と分析している。(編集MA)
「人民網日本語版」2016年2月2日