春節(旧正月、今年は2月8日)を目前に控えた中国では孫悟空役でおなじみの六小齢童が登場するペプシコーラのCM動画やケンタッキーが販売する孫悟空セットなど、「申年」をテーマにした商品があふれている。ただ、「孫悟空」を採用しているのは、外資系企業ばかりで、中国国内の老舗企業は、中国伝統の文化を利用した消費者の「争奪戦」に大きく出遅れている。北京日報が報じた。
「孫悟空」の動画広告にネットユーザーが涙
昨年12月29日から、微信(WeChat)のモーメンツで、ペプシコーラのショートムービーが話題になった。同CMは六小齢童の家族が4世代にわたって、苦しい練習を重ねて、街の劇場やテレビで孫悟空を演じ、多くの人を楽しませてきたストーリーを描いている。
このCMは感動の嵐を呼び、涙を流す人が続出した。
このCMは效果があったのだろうか?ペプシコーラは取材に対して、昨年12月29日から配信されて以降、今年1月25日までにクリック数が5億回を超えたと明らかにしている。あるネットユーザーは微博で、「このパッケージのペプシコーラを見たら、絶対に買う」とつぶやき、1千個以上の「いいね!」を集めている。