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日本の「春運」圧力が中国より低いのはなぜ?

人民網日本語版 2016年02月05日09:09

春節(旧正月、今年は2月8日)が近づき、中国の交通システムは「春運」(春節の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の巨大な圧力に直面している。鉄道の広州駅には5万人が足止めされたという。日本でも西暦の正月やゴールデンウィークに中国の春運と同じような移動ラッシュが出現し、新幹線の乗車率が120%に達することもある。だだ地上から空までカバーする整ったインフラネットワークがあるため、日本の春運にかかる圧力は中国ほど大きくはない。新華社が伝えた。

日本では国民が自家用車を買えるようになる前に交通ネットワークが完備した。20世紀の「所得倍増計画」が実施されていた時期に、今なお日本経済を支えるインフラが建設され、名古屋と神戸を結ぶ名神高速道路や東京と名古屋を結ぶ東名高速道路、東海道新幹線などが整備された。

1964年に開通した東海道新幹線は、日本で最初の新幹線だ。新幹線ネットワークは今や全国を基本的にカバーしており、北は北海道の札幌から、南は九州の鹿児島までが、近く新幹線で結ばれることになる。新幹線を下りて各地の電車に乗り換えれば、大体日本中のどこへでも行くことができる。

新幹線は速いが、生活のリズムが加速する日本社会では、よりスピードの速い飛行機に乗りたいと考える人がたくさんいる。日本には現在、国や地方自治体、企業などが管理する各クラスの空港が82カ所あり、本土から遠く離れた小島にも空港かある。日本の国土面積が37万平方キロメートルほどしかないことを考えると、密度は非常に高いといえる。

空港が多く、便数も多いため、日本人は少し遠い所に行く時には飛行機に乗りたがる。東京から福岡は新幹線でも5時間ほどだが、多くの人が羽田空港から飛行機に乗り、2時間足らずで到着する方を選ぶ。


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