宝主治医は、口で息をする原因について、「空気が汚く、鼻炎になる確率が高くなっているため、鼻が詰まり、いつの間にか口で息をしてしまう子供がいる。また、鼻と咽の間には、アデノイドと呼ばれるリンパ組織があり、6、7歳の時に発育が始まる。それが肥大し、鼻が詰まることもある」と説明する。
専門家「口で息をすると顔が変形するだけでなく、精神や知力も影響を受ける」
長期間口で息をすると、本当にそんなに大きな影響が出るのだろうか?
●顔に出る悪影響
范執行センター長は、「口で息をすると顔の形が変わる。鼻で息をすると、口を閉じる時に、舌が自然に上あごの粘膜壁に付く。しかし、口で息をすると、舌を下にして、息ができるようにする。その状態が長く続くと、前や下に向かって発育するはずの下アゴが制限を受け、後退する。そのため、気道がアデノイドの肥大の影響を受けている子供は、口がへこんだり、鼻が上を向いたりする」と説明する。
また、口の中が乾燥したり、上唇が短かくなったり、厚くなったり、歯肉が長期間口を開けているため乾燥して変色したり、歯並びが悪くなったり、噛みあわせが悪くなったり、硬口蓋に舌が付かなくなったり、歯列弓がせまくなったり、出っ歯になったりなどの一連の問題が起きる。