健康促進のため運動を続けることは、非常に重要だ。しかし国際的な研究結果によると、運動だけではダイエットできず、大量に運動したからといって効果が出るとは限らない。その他にも、正しい食習慣を身に付ける必要があるというのだ。参考消息網が伝えた。
ニューヨーク市立大学などの機関は、アフリカ・北米5カ国の332人の成人を被験者とし、1週間内の毎日のエネルギー消費量と運動量を測定した。
運動量が少ない人の場合、毎日のエネルギー消費量に対する運動の影響は少なかった。適度に運動している人の場合、毎日のエネルギー消費量は比較的多く、座りっぱなしの人よりも約200カロリー多く消費していた。ところが興味深いことに、運動量が多い人は、エネルギー消費量がさほど多くなかった。
この結果は、運動によりダイエットを試みた人が、数ヶ月後に体重がわずかしか減らなかったり、むしろ増えたりする原因を説明している。
研究に参加したニューヨーク市立大学のHerman Pontzer教授は、「運動は健康にとって非常に重要だ。心身の健康を維持するため運動が重要であることは、多くの証拠によって示されている。我々の研究はこの結論を変えるものではないが、体重の管理、体重の増加の予防や減量を試みる場合、食生活に気を配る必要がある」と指摘した。
研究者は、運動だけではダイエット出来ないと話した。これは過度な運動により体が一種の壁にぶつかり、それ以上カロリーを燃焼しなくなるからだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月16日