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上海児童病院、「献便者」を募集 献血より厳しい条件 (2)

人民網日本語版 2016年02月23日09:00

上海市児童病院消化科主任の張婷氏は、次の通り説明した。

大便は病気治療に使うことができる。これは決して冗談ではない。大便によって下痢、嘔吐、便秘などの疾病を治療することは、古代から行われてきた。現在の腸内微生物移植は、健康な人の大便を患者の体内に移植することで、腸内細菌群のアンバランス状態を是正し、腸の機能を回復することを目的としている。同院は2013年、他に先駆けて腸内細菌の移植によって、ある子供患者の偽膜性大腸炎 (PMC)を治療した。その後、同院は上海発の「腸内細菌バンク」を設立した。貯蔵量は1千から2千ミリリットルと安定を保っているが、提供者は患者の両親や医療関係者にほぼ限られている。今回の提供者募集は、腸内細菌の移植治療を必要とする子供たちに対応するため、腸内細菌バンクの容量を増やす目的で実施された。

だが、腸内細菌の提供者になることは簡単なことではない。その条件は、献血よりずっと厳しいからだ。まず、身体的に健康であること、年齢は18歳から40歳で、排便リズムが整っていること、大便の性状が正常であることが求められる。このほか、病院が実施する各検査を受けなければならない。条件に見合う提供者は、排便後すぐに、大便を病院の収集容器に入れ、2時間以内に上海市児童病院消化科に届けなければならない。1カ月に10回から15回、その作業を行う必要がある。病院側は、「腸内細菌群の活性成分が治療の鍵を握っている。排便から2時間以上経つと、活性成分が減少してしまう。このため、有効時間内に冷凍して極低温の下で保管し、6カ月以内に使わなければならない」と強調している。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年2月23日


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