〇世界に及ぼす影響
Badri氏は、つぎの通り指摘した。
中国は、エジプトさらにはアラブ諸国にとって、極めて重要な友好国であり協力パートナーである。中国が世界に融合する度合いが高まるにつれ、両会に対する世界からの注目度と国際上の意義はさらに高まる。この背景として、中国が数年前から得てきた経済発展の成果と国際的地位の向上が挙げられるだけではなく、中国が長年実行してきた外交政策と地域問題の解決に向けた姿勢が、地域と世界の平和の安定に有利に働いたことがある。このような状況から、中国は中東地域で人気の高い国となり、それにつれて注目度も高まる結果となった。
西村氏は、「両会は、中国の社会・政治の今後1年間さらには数年間の方向性を決定する重要会議であり、非常に重要な意味合いを持っている。世界における中国の地位はますます重要になっており、経済・外交・安全政策の方向性はいずれも、世界に影響を及ぼす。中国の地位が高くなればなるほど、両会が発信する情報も、より多くの注目と重視を受けることになる」と指摘した。
凱氏は、「両会は、中国国内の政治・経済・民政の発展に大きな影響を及ぼすだけにはとどまらない。国際社会における中国の役割がますます重要になるに伴い、両会が世界に及ぼす影響力は、絶えず拡大している」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月4日