第12期全国政協第4回会議が北京で3日に開幕、続いて第12期全国人民代表大会第4回会議も5日に開幕する。海外の報道関係者の多くは、「中国が絶え間ない発展をつづけ、その国際的地位も上昇の一途を辿るなか、中国両会は全世界のメディアが注目する『ホットワード』となった」との見方を示した。新華社が報じた。
〇両会に対する海外報道関係者の印象
Gennady Krivosheev氏は、ロシア・インテルファクス通信の駐中ベテラン駐在員だ。彼は、「毎年開催される両会は、中国の発展動向を見極めるうえで、風見鶏的な役割を果たしている。数十年前の両会は、神秘のベールに包まれた遠い存在だった。だが現在は、外国人記者も会議を傍聴することが許されるようになった。これは、中国の対外開放レベルが持続的に高まっていることを裏付けている」と話した。
エジプト中東通信社の理事兼編集長を務めるKhalid Badri氏は、「今年の両会は、中国で最も重要な政治イベントであり、向こう5年間の国家計画を決定する場である。弊社は中国両会に高い関心を寄せ続けており、他のエジプト国内の報道機関も、毎年、弊社が報じる中国両会に関する報道を転載あるいは参考にしている」と述べた。
朝日新聞国際報道部次長の西村大輔氏は、2007年から2012年まで、同社上海支局と瀋陽支局の支局長を務め、両会の報道は何度も行ってきた。同氏は、「駐在員だったころ、ますます豊かに、かつ強くなりつつあった中国の重要な時代を、この眼で目の当たりにした。外国人記者にとって、取材を通じて中国の指導者と直接接触することができる両会期間は、指導者の主張や立場を充分に理解する絶好のチャンスとなり得る」と指摘した。
韓国中央テレビのベテラン政治記者である凱氏は、「両会報道に4度携わることで、中国に対する見方が変わった。中国共産党と政府は、民主を非常に重視していることが分かった。中国経済の急成長も印象深い。このような飛躍的な成長は、人類史上初めてといえよう」とコメントした。