2016年3月7日  
 

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「両会の女神」通訳の人気沸騰 「高級通訳」はどのような訓練で生まれるのか? (2)

人民網日本語版 2016年03月07日09:09

張京さん

〇繰り返される「地獄の特訓」1カ月前にようやく通訳担当が発表

指導者に随行して外に出る業務を除き、通訳室では毎日、テレビやラジオのスイッチを入れ、ニュースを聞き、その情報を完璧かつ正確に翻訳するという決まり決まった作業が繰り返される。

このほか、3人1組になり、グループで通訳の練習を行う。1人が資料を読み、別の人が速記を担当し、残る1人が通訳を行う。この作業を、役割を交代して繰り返す。来る日も来る日も、午前も午後も、練習、練習また練習だ。ゆっくりと、実践を積み重ねていく中で、通訳レベルがどんどん高まっていく。このような強度の高い訓練が、多くの人から、「地獄の特訓」と呼ばれるのも無理はない。

毎年、両会の約1カ月前になると、「外交部長(外相)担当」「総理担当」など、各高官を担当する通訳の名前が告知される。彼らは、それから本番までの1カ月で準備をする。「両会」の注目問題の調査研究、記者団から出ると予想される質問に対する受け答え、使える諺などについて検討する。

〇対外的にはイメージアップの訓練、内部基準は「16文字」堅持

通訳として、まず心がけるべきことは、「イメージ」の確立だ。威風堂々であるが、決して「主客転倒」になってははらない。特に、両会記者会見といった厳粛は外交の場においては、「切れ者」すぎる印象を与えてはならない。最も好感度が高いのは、質素で控えめなイメージだが、堂々とした雰囲気と自信は失ってはならない。総理の傍らに時々登場する美人通訳たちはみな、会場全体の注目の的となる。

2012年3月に開催された第11期全国人民代表大会第5回会議の第1回記者会見において、美人通訳の姚夢瑶さんが、「小清新」通訳とネットユーザーたちから称された。また、翌2013年3月、女優の趙薇(ヴィッキー・チャオ)そっくりの美人通訳・張京さんにも、多くの報道カメラマンのレンズが向けられた。


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