全国政治協商会議委員、中国有人宇宙事業チーフデザイナーの周建平氏は8日、インタビューに応じた際に、中国は2020年頃に宇宙ステーションを完成させる予定だと明かした。将来的に十数トンの光学キャビンを単独打ち上げし、宇宙ステーションと同じ軌道上を飛行する。新華社が伝えた。
周氏は、「光学キャビン内に2メートル口径の宇宙望遠鏡を設置する予定だ。その分解能はハッブル宇宙望遠鏡に相当し、視角はその300倍以上だ。軌道上を10年間飛行すれば、約1万7500平方度のエリアを観測できる」と述べた。
周氏によると、この望遠鏡は広いエリアと周波帯をカバーし、高画質の画像を入手できるため、中国人の「宇宙の目」になる。科学者に宇宙学・天文学の大量の化学データを提供する。中国人科学者が世界の科学の前列に立ち、重大かつ独創的な成果を提供する支えになる。
周氏は、「宇宙の構成と進化、暗黒エネルギー、暗黒物質、ブラックホールの研究など、宇宙学・天文学の基本的な問題の画期的な進展に期待できる」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月10日