車いすの人に便利な地下鉄を利用してもらおうと、北京東城区の車いすの人約20人が、各駅を調査し、地下鉄17路線のバリアフリー情報をまとめ、市や区の障害者連合会のサポートの下、318駅のバリアフリーガイドが完成した。北京日報が報じた。
同活動の発起人は、北京で脊髄を損傷した身体障害者にサービスを提供している公益組織「中途之家」。責任者の唐占鑫さんは取材に対して「地下鉄はとても便利で、私自身も毎週何度か利用する。ただ、バリアフリーになっている所もあるものの、表示が分かりにくかったり、間違っていたりする状況が見られる。障害者は元々行動が不便なのに、行く場所を間違えるともっと煩わしいことになる」と語る。
そして、「このような経験から、中途之家の仲間と各駅を調査して、写真や動画を使ってバリアフリー施設に存在する問題をまとめ、地下鉄会社に提出することに決めた。そうすることで、バリアフリー施設が改善され、さらの多くの車いすの人に地下鉄を利用してもらえれば」と説明する。