このところ、英国の母親の多くが自宅にテレビを置かないと表明しており、この方法が子供の成長環境においてよりプラスに働くと考えている。この考え方がネットユーザーの間で話題になり、彼女たちに「目立ちたがり屋」というレッテルをつける人までいる。英国「デイリーメール」紙の報道を引用して環球網が伝えた。
シャンティアちゃん(5)という女の子は多くの母親がいつも比べたがるような典型的な優等生だ。頭がよく、可愛く、何ヶ国語も話すことができる。それを誇りに感じている彼女の母親のジャニナさんは、中国式の教育ママ的なやり方を取らず、家で何も教えていないとしている。彼女は、「子供の才能を育てるのと家にテレビを置かないというのはとても大きな関係がある」とし、「今まで、娯楽の方法としてテレビが適していると思ったことはない。娘の子供時代には屋外で楽しむ時間をより多く持つべきだと思うので、毎日、彼女の学校が終わると、私はいつも彼女を連れて公園に行き、自転車に乗ったり、木に登ったり、小鳥に餌をやったりしている」と話す。
当然のことながら、すべての人が彼女のやり方に賛同している訳ではない。ジャニナさんの父親はかつて何度も子供にテレビを買ってやるよう提案した。彼は、「このような方法は子供の生活にとって何かが欠けている。同級生とテレビで見たものについて意見交換するような時、シャンティアは必ず孤立感を覚える」と考えているが、ジャニナさんはこの提案を断った。彼女は、「今までシャンティアが困惑したことはない。『アナと雪の女王』が一時流行り、同級生とこの映画について意見交換した時はシャンティはこの映画を見たことがないけれど、本をまるまる1冊読んだ。大人はテレビの有害情報をフィルタリングする能力があるが、子供にはない」と考えている。
英国ではこのような母親はジャニナさん1人にとどまらない。彼女たちは皆、テレビは素晴らしい子供時代を奪い、自然とのふれあいを遮断するものだと考えている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年3月23日