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中国、年間2600万トンの不要衣類を廃棄 リユース率は1%未満

人民網日本語版 2016年03月29日15:34

衣類の買い替えサイクルがスピードアップするにつれて、不要衣類もどんどん増えていく。これらの不要衣類をどのように処分するかは、多くの人々にとって悩みの種となっている。経済参考報が伝えた。

中国の多くの都市では、不要衣類の「処分先」に頭を悩ませている。中国資源総合利用協会の統計データによると、中国では、年間約2600万トンの不要衣類がごみ箱行きになっている。リユース率は1%にも届かず、ほとんどの古着は、再加工や無害化処理の対象にはなっていないのが現状だ。

蘭州市政治協商会議の林建平・常務委員は、「だが、実際には、これらの不要衣類は全て、回収・処理・加工プロセスを経て、再生資源となり、再利用することが可能で、ごみは宝に変わることができる。現在、海外の多くの地域では、不要衣類のリユースは、循環経済の重要産業のひとつとなっており、その潜在力は極めて大きい」と指摘した。

中国紡織工業連合会の推計によると、中国の不要紡績品がすべてリユースされれば、1年間に提供可能な化学繊維と天然繊維は、原油2400万トンを節約することができるうえ、CO2の排出を8千万トン減らし、綿花栽培面積を約3分の1節約できる。さらに、不要紡績品は、資源化によって、建築材料、水利道路、医療衛生、自動車内装、家具製造などさまざまな産業に応用できる。

林建平氏は、「海外の多くの地域では、不要衣類の総合循環利用を実現させている。不要衣類を使って再生繊維の生地や自動車用シートなどのエコ製品を製造して、著しい効果を上げており、中国もぜひ参考とすべきだ」とコメントした。


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