2016年3月30日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>カルチャー

これからの開発に向けて、様々な可能性を秘める海昏侯墓 (2)

人民網日本語版 2016年03月30日10:43

南昌市新建区文化放送報道局の劉明慧局長は、「現地の村民は今、非常に喜んでおり期待を寄せている。海昏侯墓の発掘が新たな変化をもたらしてくれることを期待している」と話す。大塘坪郷から鉄河郷一帯における現地の文化観光資源は非常に豊富で、「その一帯の植生は非常に素晴らしく、鄱陽湖に隣接し、自然の生態系、山、水、町、谷などの自然的景観と文化的景観が調和している。これらの文化財を生かし、観光産業の開発を通して文化財に展示のプラットフォームを与えなければならない。そうすれば文化財の価値を最大限に発揮できる」と劉さん。

大産業:遺跡管理局を設立し、「海昏侯墓題材」に絡め文化的バリューチェーンを高める

海昏侯墓に秘められる価値について、嗅覚の鋭い企業はすでに行動を開始している。

江西省出版集団の曾光輝社長は、この心を震わせる感動的な考古学的発掘で、海昏侯墓遺跡はこれから南昌市の『名刺』になると見ている。弊社が最近出版した2種類の書籍『海昏侯の発見』と「五色炫曜漢世風華——南昌漢代海昏侯国考古成果』のほか、年内に10冊以上の関連出版物が世に出る予定だ」と話す。

公開された文化財の写真で商標登録を申請したり、文化財関連のクリエイティブグッズの生産に乗り出したりする業者も現れた。このことについて、南昌市政府葉明和副事務局長は、「すでに関連状況に注意を払っており、省・市の工商当局と提携しどのように対応するのか協議する予定だ」と話す。

江西省党委員会常務委員の朱虹委員会事務局長は、「現在、すでに映画会社が商談に訪れており、皆により一層素晴らしいものを貢献できるようにしたい」と話す。江西省は海昏侯と前漢の歷史文化をテーマとした作品を投入する予定で、関連映画・ドラマのリメイク・制作を行い、海昏侯墓の文化的バリューチェーンをしっかりと掘り起こす」と話す。

江西師範大学歴史文化・観光学院の盧星教授は、「海昏侯墓は鄱陽湖に近いという地理的優位性は長沙の馬王堆、広州の南越王墓などの遺跡開発の経験を参考に、江西省最大のシンボル的な遺跡、文化観光スポットとして建設することができる」と語る。(編集JK)

「人民網日本語版」2016年3月30日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント