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宅配便が生むゴミ問題、テープの年間消費量は約170億メートル

人民網日本語版 2016年03月30日16:26

中国郵政の資料によると、中国昨年の宅配サービス業務量は、前年比48%増の206億7000万件に達している。北京印刷学院青島研究院の朱磊副院長はそこから推算した場合、中国本土で昨年消費されたナイロン袋は29億6000枚、ビニール袋は82億6000万枚、段ボール箱は99億個、ビニールテープは169億5000万メートル、緩衝材は29億7000万個に達するという。チャイナネットが伝えた。

ネット通販が発展し、宅配業が高度成長しているが、大量の蓄積されたゴミも問題になっている。

1本の小さな乳液を購入しただけでも、小包を受け取ってからビニールテープを剥がし、段ボール箱を開き商品を取り出し、さらに商品を包むエアキャップを剥がさなければならない。

包装には多くの材料が使われるが、圧倒的多数の宅配業者はリサイクルの計画を立てていない。宅配便に用いられるビニールテープや発泡スチロールなどは、ゴミ回収業者も欲しがらず、そのまま捨てるしかない。宅配業者は古くなった段ボール箱を回収しても利益が得られず、回収のために人とモノを使おうとしない。

朱氏は、宅配業者は倉庫保管と配送の一体化により過度な包装を避け、包装の標準化に取り組むべきだと指摘した。

中国快遞協会元副秘書長の邵鐘林氏は、業者側には回収可能で分解されやすい材料を包装に用いるよう、消費者には包装材料を再利用するよう呼びかけた。 

「人民網日本語版」2014年11月14日

 

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