宅配便産業が発達した日本では、心配りが細やかで、規範化され、着実に賠償が行われる宅配便サービスが提供されている。こうしたサービスには参考にすべき点が大いにある。新華網が伝えた。
▽親切な集荷・配貨 何でも送れる
東京の街角では、ヤマト運輸や佐川急便などの宅配便会社のウォークインバンが道路脇に止まり、運転手兼配達員が注意深く荷物を下ろし、台車で送り先に届けている光景をよく見かける。日本に住んで長年になるが、これまで一度も乱暴に荷物を取り扱う様子を見たことがない。
華僑により設立された中国通信社営業部の姜徳春部長も、「日常的に接触する範囲で、たとえば飛行場や長距離バスや普段の宅配便などで、荷物を乱暴に仕分けするところを一度も見たことがない」と話す。
日本では宅配便であらゆる貨物が送られる。魚、スイカ、ワイン、牛乳も送れるし、専用のクールサービスもある。
日本に暮らす中国系の魯蓬人さんは、「日本では壊れやすいものも宅配便で送れるし、常温のものと冷蔵の食品を分けて送ることもできる。当然のことながら冷蔵車は輸送費がやや高くつく」と話す。
▽細やかで至れり尽くせり パッケージを重視
日本語教師の庄野杏子さんの話によると、「日本の宅配便会社のサービスは至れり尽くせりで、壊れやすいものは非常に細やかに気を配って包装してくれ、『こわれもの注意』のシールも貼ってくれる。ワインが入っていれば向きを示すシールを貼り、瓶が逆さにならないようにする。