中国国家郵政局が発表した2014年版「郵政事業発展統計公報」によると、国内の宅配便の取扱件数は過去6年間で9.2倍となり、宅配業務が郵政事業全体の63.9%を占めた。2014年の1人あたりの宅配便利用件数は10.2件で、出費は149.5元だった。新華網が伝えた。
2013年と比べると、民間業者の市場シェアが拡大し続けていることがわかった。2014年、民間宅配便業者の取扱件数は119億5千万件(全体の85.6%)、業務収入は1541億円(全体の75.3%)に達した。
現在、中国郵政事業の営業ネットワーク拠点は約13万8千カ所あり、前年比で10.4%増加した。そのうち4万4千カ所が農村部に設置されている。一カ所あたりのカバー面積は69.8平方キロメートルに達し、カバー人口は約1万人。
宅配便業界全体が所有する配達専用の貨物輸送機は67機、各種類の自動車は23万台、コンピューターは35万7千万台、ポータブル端末は57万1千台に上る。中国全土における宅配便の配達ルートは14万本、ルートの長さ(片道)は3071万8千キロメートルに達した。
また、同公報によると、2014年の中国郵政事業は、▽高速かつ安定した成長スピード▽産業構造の改善が進む▽原動力の転換加速――といった特徴を見せた。郵政事業が経済社会の発展を牽引する基礎的作用がより一層強まり、影響力の拡大が続いている。(編集XM)
「人民網日本語版」2015年5月6日